なぜか敬遠される。情報処理技術者試験を考える。

情報処理技術者試験

言わずと知れた情報処理の国家試験

情報処理にかかわる全てのビジネスマンにおすすめします。情報処理技術者試験に挑戦しましょう。

突然ですが、個人的に思うところがあり、情報処理技術者試験について記述したいと思います。

情報処理技術者試験とはどんな試験か

情報処理推進機構(IPA)のホームページの「試験概要」の項目から引用します。

 情報処理技術者試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験です。

引用元:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_08gaiyou/_index_gaiyou.html

この業界で働いていると、いかに自分が 超 専門的に 特化 した分野に生きているかがよくわかります。私はここ数年、一般的にはオープン系エンジニアと言われる職業で働いています。

もう少し具体的に説明します。

  • 業務と仕事内容:製造業者向け製造/販売管理システムの開発、保守、運用
  • 利用する言語や環境:VB.net、ASP.net、SQL、Windows Server、Windows PC

当社がスクラッチ開発し導入したシステムの保守、運用業務を通して、日々、エンドユーザの業務知識を学び蓄積しています。そのため、エンドユーザ企業の業務知識や近しい業界の業務知識は身についてきているとは思います。しかし、向かいの席の社員がどんな業務でどんな技術を採用してどんな進め方で日々仕事をしているのかわかりません。聞いても雰囲気しかわかりません。まぁ、多少はわかるのですが。

要するに伝えたいのは、IT業界の業務は無限のように幅広く、利用する技術は日々進化しているということです。

情報処理技術者試験は、どの試験区分に挑戦するかに関係なく、幅広い業務や、技術、知識を体系的に学び、身につけないと合格できない試験になっていると思います。

試験に挑戦/合格するメリットはたくさんあります

試験に合格したいと思ったとしても、会社の仕事をしているだけでは絶対に合格しません。

理由は上記した通りです。会社の仕事では、超専門的に特化したことを行っているためです。これは私だけではなく、ITビジネスマンのあるあるだと思います。

質問:どうすれば合格できるか。

答え:勉強すれば合格できます。

試験区分によって出題形式、問題数および合格基準は異なるのですが、だいたい6割が合格ラインになっています。

6割とれれば合格できます。6割とれる勉強をすれば合格できます。

合格するメリットはたくさんあります。

  1. 合格に至るまでの試験勉強にて、体系的なIT技術と知識を身につけることができる。
  2. IT技術者として一定のスキルを持つことを国が認定してくれる。
  3. 所属する企業によってですが、奨励金や手当を貰える。
  4. ITエンジニア20年選手の私がお勧めしている。

でも、みなさん興味なしです

メリットがたくさんあるのに、なぜかみなさん試験に興味がありません。

理由を聞いてみました。

  1. 試験勉強の時間がないし、いまさら合格してもなぁー。
  2. それよりもオラクルマスターとったほうがいいと思うけど。
  3. もっといまの仕事に直接的に効果ある分野について書籍買って勉強しているし。
  4. 別に合格しなくても仕事で困ってないし、給料も足りてるし。

だいたいこんなところかと思います。

ちなみにこの理由は20代当時の私が考えていたことを羅列しました。IPAの試験なんかクソくらえと思っていました。

デメリットは何でしょうか

試験に挑戦することのデメリットは思いつきません。

例えば、合格しなかった時に勉強した時間が無駄になる、とかでしょうか。勉強したことは無駄にならないですよね。

まとめ

まとめるまでもないのですが、IT技術者向けに国が用意した試験です。

日本のIT技術者なら、とりあえず合格しとけ、ということで、まとめたいと思います。

ベンダー系の試験のほうが価値があると思っているのであれば、それは次のステップにしたらよいのではないかと思います。

今後の予定

情報処理技術者試験は、試験区分がレベルごと分野ごとにスッキリ整理されています。

今後も、なるべく私の言葉で試験の紹介を通して、試験をおすすめしていきたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました