システムアーキテクト試験について
平成26年春試験にて応用情報に1発合格したことで満足していましたので、情報処理技術者試験については、そこで止まっていました。ちょっとしたきっかけがあり受験してきましたので、いきさつや勉強方法などを残して置きます。
受験動機
私は週末に長めのウォーキングをしているのですが、昨年末のウォーキング中に令和3年の目標を考えていました。実はその時に立てた目標は、部署内の若手2人に情報処理技術者試験を合格させる、というものでした。年が明けてメンバにそれを伝え、現在部署内で試験勉強に取り組んでいます。
その後、年が変わり、新年のウォーキング中また考えました。自分が受験しないのはフェアじゃないな、と。
ということで、高度試験のうち、現在の私の役割に直結しているシステムアーキテクト試験に挑戦することにしました。
システムアーキテクト試験とは
情報処理推進機構(IPA)のホームページからシステムアーキテクト試験の「1.対象者像」の項目を引用します。
高度IT人材として確立した専門分野をもち、ITストラテジストによる提案を受けて、情報システム又は組込みシステム・IoTを利用したシステムの開発に必要となる要件を定義し、それを実現するためのアーキテクチャを設計し、情報システムについては開発を主導する者
引用元:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/sa.html
プログラマ、システムエンジニアとして経験を積み、要件定義やそれを実現するシステムとソフトウェアのアーキテクチャ設計、システムテスト、導入およびシステム移行について経験がある人が受験するイメージです。
出題形式
システムアーキテクト試験に合格するためには、4つの異なる試験に合格する必要があります。
- 午前Ⅰ:コンピュータ全般の基礎知識の試験
- 午前Ⅱ:システムアーキテクトの基礎知識の試験【理論的な知識】→ 知識を問われる
- 午後Ⅰ:システムアーキテクトの基礎技能の試験【現場的な知識】→ 事例を読み取り解く
- 午後Ⅱ:システムアーキテクトの応用技能の試験【実務的な知識】→ 知識と経験から論文を作成する
「1.午前Ⅰ」は、高度試験共通の問題となっています。また、免除制度もあります。システムアーキテクト試験で難関となるのは、「4.午後Ⅱ」の論文作成と思ってよいと思います。
合格に向けた計画立案
春試験は4月の第三日曜日です。1月下旬に参考書と問題集がセットになっている書籍を1冊購入しました。その後2月上旬にもう1冊、午前Ⅰに特化した参考書を1冊を購入しました。
- 最初の1か月目:参考書を最低1回通読する
- 2か月目:参考書をもう1回通読する + 参考書と合わせて問題を解いてみる
- 3か月目:論文対策をやりまくる
応用情報のときの段取りで行けるだろうと考えていました。ただし、午後Ⅱ試験で初の論文作成となりますので、その対策をやる必要があります。
購入した参考書
本屋さんに出向いて購入したのですが、そこそこの大きさの書店には置いていませんでした。そのため、県内でも1、2位を争う大型店舗にて購入しました。Amazonではなく実際に中身を覗いてみたかったからです。
- ALL IN ONE パーフェクトマスター システムアーキテクト 2020年度 (情報処理技術者試験)
- ALL IN ONE パーフェクトマスター 共通午前1 2020年度 (情報処理技術者試験)
あとで気づいたのですが、「応用情報処理技術者試験ドットコム https://www.ap-siken.com/」という素晴らしいホームページがありましたので、「2.共通午前Ⅰ」の書籍は不要だったかも知れません。こちらのホームページで毎日過去問を解いていました。
試験日当日の行動
午前Ⅰの免除がありませんでしたので、9:30~16:30まで試験でした。とても疲れました。日曜日にこれはきついですね。ただし、試験会場は自宅から徒歩20分程度でしたので、その点は他の方よりも有利だったと思います。
まとめ
合格発表は6/25です。
午前Ⅰについては、自己採点の結果、6割を超えているので、次回以降の免除はゲットしているはずです。
論文は書ききれなかったため、今回はだめかな。
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