みんな大好き4年に1度のスポーツの祭典オリンピックを考察します
はじめに
日本国民東京都民の世論なのか偏向報道なのかはさておき、近頃毎日のように「オリンピックはやらないで欲しい」という趣旨のテレビ番組をよく目にします。
たしかにどう考えても難しい大会運営になるのは間違いないと思います。
- 新型コロナウィルスの特効薬がまだ無い
- ワクチンをほとんどみんな打ててない
- 世界中から外国人選手と関係者およびマスコミが集まる
- 客が集まる(試合は無観客でも集まるだろう)
- 感染拡大傾向にある、みんなコロナ疲れしてきている
- そもそもいま緊急事態宣言が出ている
楽観的に考えるほうが無理です。
そんないまだからこそ、オリンピックについてじっくり考えてみたいと思います。
なんで東京都やIOC、JOCおよび日本政府は開催を延期や中止しないんだ!!ということではなく、オリンピックとは何なのかを調べ、考えてみたいと思います。
オリンピックって何だろう?
まず、東京都のホームページの「オリンピックとは」の項目から引用します。
オリンピックは4年に一度開催される世界的なスポーツの祭典です。スポーツを通した人間育成と世界平和を究極の目的とし、夏季大会と冬季大会を行っています。
引用元:https://www.2020games.metro.tokyo.lg.jp/taikaijyunbi/olympic/olympic/index.html
スポーツを通した人間育成、そして世界平和、これがオリンピックの究極の目的です。
毎年だと普通だから4年に一度の大会にしてプレミア感を出そう、みたいな単純なことではなく、「世界平和」を目的とするスポーツの祭典です。
オリンピックの歴史:古代オリンピックと近代オリンピック
オリンピックの歴史を調べると、古代オリンピックと近代オリンピックに分けられます。
古代オリンピック
古代オリンピックは紀元前8世紀まで遡ります。ただし、それよりも前の神話の時代までさかのぼることもできるようです。起源には諸説あるようですし、近代オリンピックを権威づけるための創作もまた、あるようです。
とにかく、古代ギリシアのオリンピアという地域でギリシャ全土の選手が集まる競技の祭典が行われました。それが起源のようです。
英雄や王様が戦いに勝ち、それを祝うためだったり、ゼウスの神殿を建てて競技会を開いたことが由来だったり。
ただし、このような神話の中の競技会は断絶してしまっていました。
近代オリンピック
時計の針は一気に1800年代後半まで進みます。
ドイツ帝国により古代オリンピアの遺跡発掘が行われていました。なにやら古代の人々が競技会を行っていたようだ、そんな事がわかってきていました。
発掘された古代オリンピックの痕跡に興味を持ち、復興させようと思い描いたのがフランスのピエール・ド・クーベルタン男爵です。
クーベルタン男爵はただ単に競技会を復活させることではなく、スポーツを通して心と体を鍛える、また世界中の人々が交流し世界平和を目指す、そのような理想を掲げていました。
オリンピックは勝つことではなく、参加することに意義がある。誰もが聞いたことがあると思います。
それをオリンピズムと呼びます。
クーベルタン男爵のオリンピズムを掲げた近代オリンピックの記念すべき第一回目は、1896年にギリシアのアテネで行われました。
オリンピック憲章って何だろう?
オリンピズムを掲げる近代オリンピックを文字通り形作っているのがオリンピック憲章です。
まず、憲章という言葉を娘の国語辞典で調べました。
国などが定める、これからの理想となるような大切な決まり
引用元:チャレンジ小学国語辞典第六版コンパクト版
また、日本オリンピック委員会ホームページの項目「オリンピック憲章」から引用します。
オリンピック憲章は、国際オリンピック委員会(IOC)によって採択されたオリンピズムの根本原則、規則、付属細則を成文化したものです。憲章はオリンピック・ムーブメントの組織、活動、運用の基準であり、かつオリンピック競技大会の開催の条件を定めるものです。
引用元:https://www.joc.or.jp/olympism/charter/
私たちが4年に一度楽しみにしてドキドキハラハラ、ときに涙し見ているオリンピックは、このオリンピック憲章に則って行われています。運営ルールに近いものも記載されてあるのですね。
今日はここまで
オリンピック憲章は、JOCのホームページから読むことができるので覗いてみたところ、「オリンピズムの根本原則」について7つ記載がありました。
これについては、また改めて熟読したいと思います。
今日のまとめ
- 近代オリンピックは「スポーツ教育&世界平和」が目的の「参加することに意義がある」大会です。
以上です。
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